擁壁の基礎知識
地下車庫工事の作業工程
作業工程3・・・床付け作業(掘削完了)
現況が既存擁壁などの場合はその擁壁を取壊してから掘削する
掘削で発生した土は、可能であれば宅地内に仮置きする。
そのスペースがない場合は、ダンプトラックで現場外に搬出し地下車庫完成後、埋め戻しに必要な量の土だけを運び込んでくる
作業工程5・・・均しコンクリート打設
基礎砕石の上に構築される構造物の墨出し作業などのために数㎝の厚さで打設されるコンクリート。基礎コンクリートと基礎砕石が混ざり、基礎コンクリートの品質低下を防ぐ役割もする。
作業工程6・・・底版・壁部鉄筋組立
底版(基礎)と壁部分の鉄筋を組み立てます。
鉄筋とは、構造物において引張力の弱いコンクリートを補強する目的で、コンクリート中に埋め込む鉄線。鉄筋の太さは、径6㎜から32㎜まで各種ある。
作業工程7・・・底版(基礎)コンクリート打設
底版部分のコンクリートを打設します。現場の状況により、下図のようにコンクリートミキサー車から直接コンクリートを打設する場合と、ポンプ車を利用する場合があります。
作業工程11・・・鉄筋組立(外側・パラペット・階段)
外側壁の鉄筋組立(スラブ部分鉄筋組立て完了後、外側の型枠を組立てます。)
パラペット鉄筋組立(車庫の上に立ち上がる壁のこと)
鉄筋型枠(車庫と階段が一体の場合)
作業工程12・・・型枠組立(外側・パラペット・階段)
外側壁の型枠組立(スラブ部分鉄筋組立て完了後、外側の型枠を組立てます。)
パラペット型枠組立(車庫の上に立ち上がる壁のこと)
階段型枠(車庫と階段が一体の場合)
作業工程14・・・壁型枠・足場の解体
壁型枠・足場の解体
この時点では、スラブ(天井)の型枠は、コンクリートの強度が出るまで、外しません。
コンクリート打設後、壁部分で2日~5日後に型枠を外します。スラブ部分で12日~25日後に型枠を外します。
作業工程17・・・さらに工事を行います。
不適格擁壁を同時に造り直すことも可能です。
シャッターを後から取り付けます。(電動シャッターの場合は、事前に電気配管を施工しておきます。)
車の洗車に水道設備を設けることもできます。(均しコンクリートまでに、事前に水道配管を施工しておきます。)
完成です。
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